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2008年10月30日

ヒヤッとした瞬間。

今週に入ってからはぴよの状態が思わしくないので、仕事に行ってもぴよのことが気になって仕方がない。真っ先に家に帰るとぴよはやはり元気がなくほとんど眠っている。少々膨らんでいる状態だったので暖房を2度上げて籠の中を32度になるようにした。たまに目を開けてこちらを見るがすぐに目を閉じてしまう。具合が悪いのは分かるがそれでもあえて高い所にあるブランコに居るのはまだ大丈夫だというぴよのアピールなのか。

糞はやはり昨日と同様液体のものが乾燥した状態のものが数カ所。メインのものはおそらくお尻に・・・おそるおそる覗き込むとやはり大きな塊が付着していた。そうこうしているうちに薬をあげる時間になった。と同時に体重測定、そしてやりたくないお尻のお掃除が待っている。
体重は昨日より少し減の56gを指していた。そしてお尻に付着した糞の塊を取らなければならない。今日のぴよはいつにも増して抵抗が激しかった。私の掌から何度も抜け出しそうになった。やはり綿棒で地肌丸出しのお腹を撫でられているので相当痛いのであろう。ところがである。今まで抵抗してキーキー力強く鳴いていたのが突然トーンダウンしてきたのである。私は慌ててぴよを体重測定用のケースに解放した。ぴよは頭のとさかを立てて激しくぜいぜいと体全体で呼吸している。鳴き声も途切れ途切れになってきた。やばい、少々長く掴んでいたので呼吸困難になってしまったのか・・・ぴよは今にも死にそうなくらい苦しい顔をしている。お願いだ、死なないでくれ、このままでは私が虐待死させたことになってしまう・・・・私と女房は心臓をバクバクさせながら苦しそうなぴよを見守った。しばらく経ってぴよの呼吸ははなんとか落ち着いてきた。良かった、ひとまずここは大丈夫だ・・・もう、私自身お尻を拭く作業はまっぴら御免である。先生に言われてぴよのために良かれと思ってやっていることがぴよにとってみれば虐待と変わらない。また別籠のぴっぴが何事かと籠にへばりついて心配そうにことの成り行きを見ている。ぴっぴからも鳥いじめに見られてしまう。こんな辛いことはない。

ぴよの排便は排出腔が腫瘍の圧迫により真横に近くなってしまったので糞の塊の部分は下に落ちずにそのままお尻に付着して水分だけが下に落ちている感じだ。ところが体重測定用のケースの中だと身体を低くせざる得ないので糞がきちんと下に落ちる。もう普通のインコの姿勢では日常生活が出来なくなってきたのである。
そこで今までの籠の中の配置を大きく模様替えすることにした。ぴよが排便をしやすくするためのいわゆる「バリアフリー」配置にするためである。まずブランコは吊り紐を延長して今までより10センチほど低くして棒は動きやすくするために1本撤去。その他の枝関係は全部10センチほど低くして糞切網を撤去して地べたを歩きやすくした。ぴよの大好きなお立ち台は地べたすれすれに設置してそこにぴよが停まって排便するときは自ずと身体を低くするようになるので体重測定用ケースと同様、糞が真下に落ちるように配慮した。全体的にぴよの停まる場所を10センチほど低くした感じだ。本来なら環境を変えたくなかったのだがまともに排便出来ないぴよのために苦渋の決断だった。

バリアフリー配置になった籠の中のぴよ。10/30撮影。

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投稿者 shirou-miz : 22:20 | コメント (4) | トラックバック

2008年10月29日

取り除くべきもの。

ぴよの羽は今日も抜けていた。どうやら本格的に換羽期に入ったみたいだ。でも現在の体調不良が換羽期によるものなのかそれとも再び腫瘍が成長し続けているせいなのかは分からない。換羽期に入ったせいで身体の抵抗力が弱くなって腫瘍が進行していっているなんて素人なりに考えたりもする。これを乗り切ればぴよは少しは楽になれるのだろうか。

薬をあげる時だった。ぴよのお尻をみると巨大な糞の塊がいつも以上に沢山こびりついていた。これはさすがにぴよに耐えてもらわなければならない。食塩水のようなものに浸した綿棒をお尻にそっと押し当てて塊をふやかしてから取り除くのだが、実に両側を使った綿棒を消費すること4本。ぴよは塊が取り除かれる度に悲鳴をあげるのだが、それを強行突破してでも取らなければならないほど酷い状態だった。そして体重を測ると昨日より1g増しの58g。糞の塊を取らなかったら60gに到達していただろう。その後、糞を取り除かれてすっきりしたのかぴよは体重測定用のケースの中で大きな糞をした。

薬を飲んだ後、ぴよは餌をおいしそうに食べていた。どことなくすっきりした表情に見えたが、また明日以降もこの作業が必要になるのかと思うと私たちにとって少々気が重い。腫瘍により圧迫されて地肌が出てしまった小動物の下腹部を人間の手で間接的とはいえ触れるという行為は相当リスキーだ。またぴよも相当痛かろう。でも取り除かなければ糞詰まりを起こす可能性がある。そうなってしまうと命は持たないであろう。だけどぴよが生き延びてくれるのであれば出来る限りのことをやってあげることしか私たちには残された道がないのである。頑張れ、ぴよ!!・・・と一仕事終えたぴよの前で思わず叫んでしまった。

食後にお休みするぴよ。10/29撮影。

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投稿者 shirou-miz : 22:07 | コメント (7) | トラックバック

2008年10月28日

闘病ラウンド2

ぴよの体調は下り坂だ。いや、たまたま先週が良かっただけなのかもしれない。糞は液体が乾燥した状態のものが何箇所か確認出来た。食欲はいつも通りだ。ただ一つ気になったことは昨日、一昨日と羽が少しづつ抜けてきたことだ。闘病生活に入って初めての換羽期に突入したのであろうか。換羽期に入ると体調を崩しやすくなるのでぴよにとっていよいよ厳しい試練といったところか。

体重はお尻に付着した糞の分を差し引いても57gはあった。セキセイインコでこのような体重になることがあるのであろうか。ぴよは本来ぴっぴより軽く通常34〜36gはキープしていた。先生に言わせれば非常に引き締まった体格をしていたのである。それが20gも増えてしまうとは精巣腫瘍恐るべしである。その重たい身体を引きずるようにして一生懸命餌を食べに行く。それ以外は姿勢を低くして眠っていることが多い。姿勢を低くすることによって腫瘍に圧迫されて膨らんでしまった背中が真っ直ぐに近くなるので楽になるのであろう。

もう正直なところ腫瘍は完全に治るものとは思っていない。ただ、ぴよが苦しまずに私たちと一緒に生活できればいい。大好きなぴっぴとだって遊ばせてやりたい。毎日お尻だって綺麗にしてあげるし薬をあげるのだってぴよは辛いかもしれないけど私たちは非常に手慣れたものである。ぴよは人間で言えば「要介護状態」なのかもしれないけどまだ6年足らずしか生きていないぴよとは別れるのはあまりにも早すぎるのである。ぴよだって私たちと別れることをきっと望んでいないと思う。まだ闘いが始まって1ヶ月半、ぴよにとっても私たちにとっても試練は続く。

薬をあげる前のぴよ。10/28撮影。

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投稿者 shirou-miz : 21:45 | コメント (3) | トラックバック

2008年10月27日

喜びも束の間。

昨日はブログを更新しようと写真をPCに取り込んだところで突然記憶を失い、気付いたら朝の5:30だった。気になって様子を見に行くとぴよはブランコで気持ちよさそうにウトウトと眠っている。ぴっぴは覗き込むと遊ばなければいけなくなるので見ないことにした。先週は今までで一番心配することがないくらいぴよは絶好調だった。体重も減少の兆しをみせていたし、なによりも表情がすっきりとしていて良かった。

しかし今日仕事から帰ってきてぴよの様子をみるとずっと眠そうにしていて調子が良くなさそうである。糞をしている箇所も少ない。しかも眠っている場所が籠の下に置いてある餌箱である。ここで餌を食べたかと思うとボーっとしていてそのまま眠りに入る。そして起きて下の枝をかじったかと思うと隣のおもちゃで少し遊ぶ。その後も上の枝とブランコに上がる様子が一向にない。女房に聞くと朝は上段の枝やブランコにいたが、帰ってきてからはずっと下にいるとのことだった。動きにもどうやら先週みせてくれた切れの良さがない。

薬をあげる時に掴まえた時は抵抗力は強かったので急激に体力は落ちていないと思う。しかし体重を測ってみるとびっくり。はかりはなんと「57g」を指していた。前日が55-56gを指していたので明らかに先週より増えている。またしても腫瘍の進行が始まってしまったのであろうか。またぴよの精巣腫瘍との辛い闘いにゴングが鳴ったのであろうか。ぴよを籠に戻したときはあえて上段の枝に停まらせた。今後また下に行って上に上がってこないようだと身体が重くて上がれないのであろうから相当やばい状態なのかもしれない。これは私の杞憂であって欲しい。ついつい私の手は最近あまり折らなくなってしまった千羽鶴を今まで以上に折っていた。

昨日のぴよ。10/26撮影。

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投稿者 shirou-miz : 21:19 | コメント (5) | トラックバック

2008年10月25日

病院レスの土曜日。

ここのところ土曜日は必ずぴよを病院に連れて行く曜日だったのだが、この前の日曜日に先生から今後ぴよは薬が無くなったら連れてきて下さい、とのことだったので今回は病院はお休みとなった。今まで病院に連れて行くときは昆虫用のプラスチックケースにぴよを入れて運んでいたのだが、この狭いところに閉じこめられての移動がぴよにとって結構負担になっていた。そういう意味では今回はぴよにとっても私たちにとってもいい休養になったと思う。

本日のぴよは体重53gで現状維持、餌も良く食べる。下腹部の辺りは毛が抜けてしたったのかそれとも膨らみすぎて毛が覆い切れなくなったのかは分からないが、薬をあげる時にぴよを掴んでお尻の辺りを見てみると相当痛々しい。一時ほど糞の塊は付着しなくなったが定期的に病院でもらった食塩水みたいな液体を綿棒に浸して拭いてあげる必要がある。しかしお尻から下腹部にかけては殆ど地肌が剥き出しなので気持ち的に相当遠慮が入いる。でもぴよが今後も元気に生き続けてくれるのであればそれくらいはお安いご用なのである。

本日は画像はお休み。その代わりに今日のぴよの動きは動画(約3分)にてご覧頂ければと思う。重たい下腹部をひきずりながらなんとか頑張って動いているぴよがよく分かって頂けると思う。コンデジのおまけ機能なので画質の悪さはご承知を。
youtubeにアップロード。(10/25)

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投稿者 shirou-miz : 21:38 | コメント (5) | トラックバック

2008年10月24日

遅ればせながら・・・

ここで愛鳥ぴよとぴっぴについて遅ればせながら自己紹介したい。ぴよの容体がここ1週間は安定しているのでなんとか闘病以外の話題を書こうとする気持ちの余裕が私自身に出て来たのである。

ぴよ(雄)もぴっぴ(雌)も5才半を過ぎた。2羽とも雛ではなく幼鳥からのお迎えだったので「半」手乗りインコである。手を出せば乗ってくるがそれ以上のことはない。最初はこだわりがあったブルーのぴよだけを飼う予定だったのだが仲良くしていたぴっぴを引き離すのが可愛そうで2羽同時に購入したことは前述したが、キャラクター的にはぴっぴの方が人間受けすると思う。とにかくこの子は人懐こいし芸もする。天性の身体の柔らかさを生かしたブランコの曲芸はお手のものだ。しかしその可愛らしい風貌からは想像が付かないくらい凶暴である。うかつに指を近づけようものならケガをしそうになる。とにかく噛むのが趣味でなんでも破壊してしまう。病院の先生も今まで診察したインコの中で一番強いと言っていたくらいである。

対するぴよは対照的に地味な性格である。2羽に大好きなリンゴをあげるとぴっぴは食べるというよりかは一気に食べ散らかしてすぐに飽きてしまうがぴよは大事そうにもぐもぐと少しづつ食べる。同じ籠で飼っていたときはぴっぴが食べ散らかしていたリンゴのかすをぴよは大事そうに拾って食べていた。ぴよは芸をしないしモノマネも出来ない。指を近づければ怖がるし小心者である。常にブランコの鈴に発情していたので鈴を撤去した経緯がある。そんなぴよが闘病することになって初めて見せたぴよの強さ、ぴよの意地・・・崖っぷちでこの子の性格を知った気がする。

今まで私は私と異性のぴっぴをどちらかというと同性のぴよよりひいきしていたような気がする。(女房は逆にぴよびいき)でも今ではすっかりぴっぴがそっちのけになってしまった。ぴよの容体が安定しているうちに健康診断にでも連れて行こうかと思う。ぴっぴにもし何かあったら我が家は総崩れになってしまうので・・・

ぴよ(10/20撮影)

ぴっぴ(10/10撮影)

この2羽の様子を私の野鳥撮影ブログ「愛しのカワちゃん」で約2年前に取り上げているのでご興味ある方は是非ご覧下さい。

愛しのぴよ&ぴっぴちゃん2006/08/16の記事

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投稿者 shirou-miz : 22:17 | コメント (2) | トラックバック

2008年10月23日

低い姿勢。

仕事から帰って来るとぴよは昨日と変わらずに籠の中に居た。毛繕いしたり時折餌をついばんでいる。糞も程よい大きさのものが数カ所落ちている。「よし、今日も大丈夫だった。」ひとまず心の中で安心する。今日も大丈夫というのを意識しなくなればぴよは何も問題ないということになるのだがそうなる日は来るのであろうか。

いつも通り薬を差すためにぴよをつかまえる。手で持った感じは先週より抵抗力が増えている感じだ。体重を測る。53gだった。これはピークの55gから減少したことになる。腫瘍が小さくなったのかぴよの筋力が落ちて体格が小さくなったのかはわからないが急激な減少でなければ良い方向に捉えたい。薬を差した後、尾羽の裏側にこびりついた糞の塊を落とす。これは簡単に取れないので毎日少しづつ、病院からもらった食塩水みたいなものを綿棒に浸して溶かすようにして小さくしていっている。一連の作業が終了してぴよはやっと私の手のひらから解放されて籠に戻る。1週間前に比べて呼吸も荒さがない。ぴよの容体はまさに落ち着いたと言ってもいいだろう。ただ下腹部を見てしまうと現実に押し戻されてしまうような感じになる。

一時の余命宣告を出された時に比べればぴよの体調も順調そのものになってきたが依然として気になることがある。それは雌のような「低い姿勢」になって休むことが多いことだ。それと久しぶりに隣の籠のぴっぴを外側から遊びに行かせたが心配するぴっぴに対してぴよは憮然としていて相手にしないということだ。低い姿勢は精巣腫瘍の末期症状だなんてどこかのサイトで読んだことがあるが必ずしもそうとは限らないことを願いたい。こういう姿勢にしている方が下腹部が膨らんでいるぴよが楽なのだったらそれでいいのではないかなとも思う。ただそれが本当に危険なサインだったらどうすることも出来ないだろう。ぴよがぴっぴに対してそっけない態度をとるのはおそらく今の病気の状態を情けなくてぴっぴに見せたくないのだろう。ぴよの男らしいところって今まであまり見たことないけどやはり男の意地とかがあるのかなとも思う。ぴっぴはしばらく遊びに行かせない方がいいのかもしれない。

心配するぴっぴに対してぴよは構わないでくれとばかりの態度。本日撮影。

タオルを噛んでいるぴよ。本日撮影。

このような「伏せ」ている姿勢で休んでいることが多くなった。本日撮影。

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投稿者 shirou-miz : 22:16 | コメント (3) | トラックバック

2008年10月22日

そして現在のぴよ。

10/8にブログを開設して9/14の闘病の始まりまで遡って文章を綴ってきたがようやく現在の10/22に追いついたことになる。
ここまで山あり谷ありの状態で一時は余命宣告までされたがぴよの容体はだいぶ落ち着いてきた。しかしながら下腹部には以前としてピンポン球のような大きな膨らみがあり、正面から見ると毛がめくれて地肌が見えていてとても痛々しい。また体重も病院に連れて行った当初の41gから現在はなんと54gにまで跳ね上がっている。この1ヶ月とちょっとで実に13gも増加するほど腫瘍は進行してしまったのだ。でもここ5日間ほどは体重が増加することなくほぼ膠着状態を保っている。糞の出のすこぶる良い。でも予断は許さない。いつまた体重が増え続けるか分からないのだ。最近、携帯電話が鳴った時や家に帰ってきた時のもしかしたらの恐怖感から開放されつつあるが今度はまた体重が増え続けて糞の出が悪くなったらどうしようという守りの気持ちになってきているのも事実である。

今日は仕事が遅くなり女房に薬をあげるのを頼んだ。帰って真っ先にぴよのところに行くと隣の籠のぴっぴが怒った顔で私のことをじっと見た。ぴよが病気になるまではいつも自分が一番可愛がられていると思っているので私がぴよばかり心配しているのが面白くないのであろう。この子は正直、お姫様状態の如く甘やかしすぎた。今はそうはいかない。

ぴよは元気に餌を食べていた。棒の上を小走り出来るようになり、歩く速度も速くなってきた。ただひとつ気になるのが雌のように状態を低くすることが多くなったことだ。あと今までは指を顔の前に出すとやや引け腰になっていたのが露骨に怒った顔をして攻撃的になっているのもちょっと気になる。毎日薬を飲まされる度に掴まれているので指が大嫌いになってしまったのだろう。とにかく明日もぴよの元気な顔を見れることを願って眠りに就こうと思う。

おもちゃで遊ぶ余裕が出て来たぴよ。10/20撮影。

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投稿者 shirou-miz : 23:33 | コメント (3) | トラックバック

2008年10月21日

ぴよvs先生

10/17に病院に行って1日空けてまた10/19に病院に行った。先生の話だと今が一番大事な時だということで間隔が1日しか空いていない状態での再検診となった。下腹部は相変わらず大きい、お尻にも糞が少なからず付着している、食欲は相変わらずある、体重はこの日の測定で54gで平行線のまま、状態を低くして止まっていることが多くなった・・・等々事細かに先生に報告した。

先生はぴよを掴んで見てみると「思ったより頑張っていますね。このまま腫瘍の進行が止まってくれて平行線のままだったら1年近く生きる場合もありますよ。」と言った。これは10/11に検診に来たときに出した余命宣告を撤回したとみていいだろう。先生の予想を超えたぴよはとりあえずこのラウンドは勝ったのである。先生は相変わらず自慢の組織製剤の効力を主張するがこの薬もぴよの強い生命力あってのものであろう。でもこの薬が遅ればせながら少しづつでも効果が出て来たことは否めない。毎日苦労して女房と交代で飲ませている甲斐があったというものだ。

先生はぴよの状態を一通り見た後、言いにくそうに言った。「こんな事言うのも大変恐縮ですがぴよちゃんにもしものことがあったらまだ今後の為に司法解剖をお願いしてもよろしいでしょうか?」
成る程、事が起こってからではお願いしにくいので予め打診しているのであろう。一生懸命生きているぴよを目の前になんとも不謹慎な気がしたが、私が先生の立場だったらそうせざるを得ないのかもしれない。解剖・・・確かに今後の小鳥さんたちの事を考えたら協力するべきであろう。でもこれが自分たちの出世の材料だけにとどまるのだったら御免被りたい。解剖した結果を生かすのではなく学会に報告することによって自分の手柄のポイントを増やして・・・私は出世競争の激しい企業のサラリーマンを今までに何人も見てきているのでなんとなくそのように捉えてしまう。解剖することによって目先の鳥さんたちの命が助かるなどのヴィジョンが見えていないとおいそれと言うわけにはいかないのであろう。

先生がこの話をした直後だった。ぴよが力強い声で「ピヨッ、ピヨッ!!」と前回よりも大きな声で鳴き叫んだ。これは頑張って生きているぴよの怒りに他ならない。どうやら以前からぴよは先生のことが嫌いなようである。病院の薬臭い環境や白衣を着た人に抵抗を感じるのであろう。確かに病院に居るときは緊張感からか家に居るときよりも呼吸が荒い。でもぴよの先生にぶつけた怒りは紛れもなく今後も強く生きようとする証なのである。

木漏れ日を浴びるぴよ。10/17撮影。

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投稿者 shirou-miz : 22:39 | コメント (2) | トラックバック

2008年10月20日

生きる力

病院に連れて行く前は正直、ぴよは先生の言うとおり近い内に生き途絶えてしまうのではないかと思うくらい、元気がなかった。腫瘍が大きくなって内蔵を強く圧迫してしまって苦しいのか、それとも糞が思うように出ないのか。

先生はぴよを見て、糞の出が悪かったら最悪お腹をマッサージして糞を出すように言った。糞が小粒なものしか出なくなってしまったら命は持って1日半位だという。この時分かったのが腫瘍という病気は病気そのもので死んでしまうのではなく腫瘍そのものが引き起こす二次災害で死んでしまうケースがほとんどだということだった。これは私の見解だが、腫瘍の圧迫によって呼吸が出来なくなったり糞が出なくなったり餌が食べれなくなったりするのが死を招く原因なのだと思う。

先生がぴよを掴んでぴよの汚れたお尻を私たちに見せた。腫瘍の圧迫によって排出肛が上を向いてしまっている。今まで真下に落ちていた糞が一旦横に飛び出すのでお尻に付着しやすくなっている。ふとその時私は気付いた。「ぴよの腫瘍は思っているほど極端に大きくなっているのではない。ここ最近の体重増しはお尻に付着して固まった糞のせいもあるのではないか。」と。そう思った時だった。今まで薬から逃げ回る時以外は殆ど鳴かなかったぴよが突然「ピヨッピヨッ!!」と力強く鳴いた。理由は分からないが寿命がこの先短いと言った先生に「冗談じゃない、オレはまだ死んでたまるか!!」という風に私には聞こえて仕方がなかった。

家に帰るとぴよは今まで元気がなかったのが嘘のように元気を取り戻した。動きが良く表情もなにか吹っ切れたようなすっきりとした以前のぴよの表情だった。さっき病院でケースの中で大きな糞が出たからか?家に帰ってきてからまた大きな糞が出たからか?それとも生き途絶える前の最後の力を振り絞って嘘の元気を見せたのか??いや違う。ぴよにきっと生きようとする力が再びみなぎってきたのだ。理由はわからない。でもぴよはその生命力の強さできっと先生の言っていることを覆してくれるに違いない。

再び元気を取り戻したぴよ。10/17撮影。

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投稿者 shirou-miz : 23:20 | コメント (5) | トラックバック

2008年10月19日

みなさんに支えられて・・・

このブログを立ち上げて10日以上過ぎた。当初はぴよに関する日記をつけておけば後ほどいろいろと役に立つだろうということで立ち上げようと決意したが、ぴよに関して色々と書きたいことがたくさん出て来て、結局長文の読みにくいブログとして立ち上がった。でも同種の悩みを持っていらっしゃる方だったらきっと読んで頂けるかなと思ったのでこういった公開型のブログとして続けることにした。

おかげさまでみなさんからたくさんの温かいコメントを頂いたり、またブログランキングの応援クリックまでたくさんして頂いて感謝感激である。ぴよのことをこれだけ見て頂けるとは夢にも思わなかったというのが本音である。これからもぴよと共にこのブログも歩んでいければ私自身の大きなモチベーションになる。またストーリーもようやく現在に追いつきそうなので間もなく日記として書き綴れるはずである。

前置きが長くなったが、目を閉じている時間が増えたぴよはおそらく我慢していたものが隠しきれなくなったのではないかと思った。腫瘍は前日と同じくらいの大きさに見えるし、呼吸も急に大きくなったわけではない。ふと籠の糞切り網の下をみてみると糞が少ないことに気付いた。いや、糞が小さいわけではない。糞をしている箇所が少ないのである。糞詰まりか?ぴよのお尻を下から覗き込むように見てみた。すると大きな糞の塊がぴよのお尻を覆っているではないか。「これか・・・」お尻を軽く拭こうとしたが塊が固着してしまって取れそうもなかったので塊を小さくするにとどめた。そしてこの日は丁度病院に行く日だったのでそこで取ってもらうことにした。10/17金曜日のことである。

体調がすぐれずうつろな目をするぴよ。10/14撮影。

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投稿者 shirou-miz : 22:19 | コメント (0) | トラックバック

2008年10月18日

怖い毎日

ぴよの余命を病院で宣告されて以来、朝起きた時と携帯電話が鳴った時、そして家に帰った時がすごく怖くなった。もしぴよが棒の上ではなく下にいたら・・・・・ぴよが気強に精一杯生きているのに、飼い主が怯えている毎日である。でも仕事から家に帰ってきてぴよがブランコの上に無事に居るのを確認した瞬間、ほっとする。普通に毛繕いして、普通に餌を食べて、普通に寝る。薬をあげるときは相変わらずギャーギャー鳴きながら逃げ回る。

そう言えばぴよはほとんど鳴かなくなった。以前は良く発情していたのでひっきりなしに鳴いていたのが嘘のようだ。病気になって以来、鳴くのは薬から逃げようとする時とたまに小声で「ピヨッ」と鳴くぐらいである。呼吸が大きくなっても、身体が重くなっても、糞が出にくくなっても、ぴよは今までのように普通に生きようとする。薬だって以前ほどは嫌がらなくなった。生きようとする気持ちはおそらく誰にも負けないのかもしれない。

しかし病気とは無情なものであらゆる面で劣勢になっていく。体重は更に少しずつ増え続けて10/15の段階でついに54gに達した。呼吸も体重に比例して少々大きくなったような気がする。さらには糞も出が悪くなったのか切れが悪くてお尻からぶら下がっていることがあった。今まではなかった姿勢を低くする「伏せ」の状態にしばしばなるようになった。この辺りからぴよは目を閉じている時間が確実に長くなってきたのである。

気持ちだけは病気に負けていないぴよ。10/13撮影。

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2008年10月17日

余命宣告。

退院してから3回目の通院の10月11日。ぴよの体重は更に増えて52gになっていた。さらには腫瘍も少しづつ大きくなっているせいか臓器が以前よりも圧迫されているみたいで呼吸が少々荒くなっている。肩で息をしているといった表現が相応しいかもしれない。なんだか蝋膜が青色になって以来、ぴよの体調は悪くなっていく一方である。食欲と排便がしっかりしているのがせめてもの救いか。

「・・・あと持って1、2週間でしょうね。」腫瘍で膨れあがったぴよの下腹部を見て先生は口籠もったように言った。その瞬間私たち夫婦は背筋が凍り付いたような感じがした。(そんなことあるものか。ぴよはちゃんと食欲だってあるし木の上にだって止まっているし身重ながらもきちんと動いている。呼べば反応するし、そう長くはないかもしれないけどたった1、2週間でぴよとお別れなんて冗談じゃない・・・)私たちの心の中はこのような共通の思いで一杯である。でも何故か悪くなっていくぴよを見ているとまんざらでもないような気がしなくもないのである。
「これからは毎日、今まで以上に話しかけてあげて下さい」と先生は言った。遠回しに助からないから諦めろというようにしか受け止められないのだが現代の鳥類の医学ではここまでが限界なのであろう。大きく腫れあがった腫瘍を治せと言うのは到底無理な話なのであろう。むしろ助かる見込みもないのに無理な治療を施された結果、ぴよが助からず挙げ句の果てに法外な治療費を要求されたりしたら元もこうもないのである。ぴよを溺愛している私たちにはっきりと言った先生の英断を認めなくてはいけない。

病院の帰り道、自分がぴよに何が出来るかを考えてみた。一枚でも多くの鶴を折って、たくさんぴよの写真を撮って・・・・結局、自己満足ばかりである。余命を宣告されてしまったぴよに出来ること、それは残されたぴよとの時間を精一杯過ごすこと、いや一日も長く生きさせてやることなのである。諦めてはいけないのである。だってぴよの表情には「もっと生きたい!!」と書いてあるではないか。

病状が悪化してもしっかりとブランコに停まって生きようとしているぴよ。10/11撮影。

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2008年10月16日

増え続ける体重

ぴよの蝋膜が茶色から青色になって希望が湧いてきた矢先、今度は毎日義務づけられた体重測定の結果にがっかりするようになる。前回病院に連れて行った時(10/4)は47gだった体重が日を追うごとに約1gづつ増加。10/8にはなんと50gの超大台に載ってしまったのだ。これは腫瘍が大きくなったからなのか?それとも糞が詰まってきてしまっているのだろうか?
ぴよは身体が重くなってしまって籠の下にある餌箱に行くのも大変そうで、日常生活に支障をきたすレベルになってきたのは間違いない。体重が急に減って激やせになるのも問題はあるが日を追うごとに増えていって動きが鈍重になるのも見ていて辛い。

ぴよに薬をあげるのは朝と夜の2回。朝は女房が担当で夜は仕事から帰ってきた私が役割を担う。スポイト状の容器に入った2種類の液体の薬を3滴と5滴に分けてぴよの嘴に流し込むのだが、これはぴよにとっても私たちにとっても非常に大変なことだ。逃げ惑うぴよを腫瘍の部分を触らないように籠の中で捕まえて、必死に抵抗するぴよを押さえたまま嘴に薬をさす。最初の3滴分はなんとか我慢してごくごく飲んでいるが次の5滴の薬にさしかかると首を振り出して液体の薬が私や女房に散々はねかかる。
かろうじて薬を飲ませ終わって籠に戻すとぴよは体全体ではあはあと荒々しく呼吸していて苦しそうだ。この薬をあげる行為ですら出来るものならやめてしまいたい。効果が有るのかどうなのか分からない状態でぴよを苦しませながらあげるのだったらいっそのこと・・・と思うのだがそれは素人の考えである。もしあげなくなってぴよがすぐにでもあの世に行ってしまったらきっと悔やんでも悔やみきれないくらい後悔するはずだからである。

薬をあげ終わってぴっぴがいる隣の籠を見るとぴっぴが心配そうに籠にへばりついて一部始終見てましたとばかりに不安そうな顔をしている。このぴっぴは家族の誰かさんに似て自分のことばかり考えているマイペースな性格だが、この状況ではさすがにぴよのことが心配なのであろう。あれだけ賑やかだったぴよがいつも静かなのだから。
最近、久しぶりにぴっぴを籠から出したら一目散にぴよの籠にへばりついてきて外側からぴよに話しかけていた。でも具合がよろしくないぴよはあまりぴっぴとお話する余裕が無かったようである。

心配してぴよのところに来たぴっぴ。10/11撮影。

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投稿者 shirou-miz : 22:13 | コメント (0) | トラックバック

2008年10月15日

青色に戻った蝋膜(ろうまく)。

10月4日は退院して2度目の通院日だった。腫瘍は入院直前に比べれば少しは張りが無くなったようにも見えるが、一向に小さくなる様子を見せない。病院でまず最初に体重を測った。はかりは47gを指した。異変を感じてから初めて病院に連れて行った時の体重が41g。実に6gも増えたわけである。6g分腫瘍が大きくなったのであろう。これから毎日体重を測ることを義務づけられた。

先生の話だと現在の治療は延命治療だという。病院としては手術も危険だし抗ガン剤を打つにも副作用の危険性があるのですすめられないので組織製剤をこのまま飲ませ続けてガンの進行を遅らせる他はないという。分かっていることとは言え、「延命治療」という言葉を聞くのは非常につらい。組織製剤で治る可能性はあるのかと聞いたら0パーセントではないという。おそらく病院としては断定できないので希望を少しでも持たせておこうといったところか。でも1パーセントの治る見込みがあるにせよ、先が見えている延命治療であるにせよ私たち夫婦のぴよに対するスタンスは今までと全く変わらない。

こんな感じでぴよに関することはほとんどと言っていいほど劣勢なことばかりだが、そんな中でほんのわずかな光明が差し込んできてくれた。茶色く変化したぴよの蝋膜が少しずつ青色の部分が出てきたのである。日を追うごとに青色の面積が増えてきて3日後には元の青色の蝋膜に戻ったのである。若鳥の頃の真っ青というには及ばないが体調を悪くする前の状態と同じといっても過言ではない。先生に聞いてみたら「おそらく組織製剤が効いてきてホルモンバランスが良くなってきたのでしょう。」とお値段の高い薬の効果を誇らしげに言った。この分でいくと果たして腫瘍も小さくなってくれるのあろうか。とにかくぴよにとって良いところを一つでも探し出さないとやりきれない状態だったことは事実である。

青色の蝋膜に戻ったぴよ。10/5撮影。腫瘍によって張り出された背中が痛々しい。

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投稿者 shirou-miz : 22:01 | コメント (0) | トラックバック

2008年10月14日

ぴよが来た日。

およそ5年半前の2003年4月のこと。近所のペットショップでセキセイの雛が大量に入荷したというチラシを見て、雛が欲しかった私はすぐに女房と一緒にお店に行った。ところがケースの中にいるのは雛というよりかは大きくなっていた幼鳥のセキセイが2羽しかいなかった。来店したのが夕方だったので生まれたばかりの小さな雛は売れてしまったのだろう。この売れ残り組の2羽はお互いに餌を食べさせ合ったりして常にくっついていてすごく仲が良かった。当初は一羽しか飼う予定がなかったのだが、この仲の良い2羽を引き離してしまうのは不憫に思い2羽同時に購入することにした。聞けば2羽とも生まれて1ヶ月半くらい経っていて自分で餌も食べられるし、そこそこ飛ぶことも出来るらしい。この売れ残りの2羽の幼鳥セキセイが紛れもなく雄のぴよと雌のぴっぴなのである。

最初はもちろん雄とか雌とかはわからない状態で買ったので、半年経ってから温厚なぴよが雄で荒々しいぴっぴが雌と聞いて驚いてしまった。他の動物は知らないが鳥は雌が気が強くて好奇心旺盛なのに対して、雄はおしゃべりで温厚な性格が多いとよく聞く。この2羽は対照的な性格なので実に相性が良くたまに喧嘩はするが仲が良い時の方が殆どである。

ぴよは我が家に来てから塩土の食べ過ぎで消化不良を起こした以外は至って健康だった。ただ雄ゆえに鈴に餌を吐き戻したり、ブランコに身体をこすりつけたりして常に発情していると言っても過言ではなかった。ぴっぴが3年前に卵詰まりを起こしてぴよも連れ添いで病院に行った時のことだった。先生がぴよを見て「この子は何かしらの不具合を抱えている。今は何もなくて大丈夫でも近い将来何かしらの病気にかかるかもしれない。」と言われた。糞検査をしてもらうとタンパク質の数値が通常より高いという。そしてよく見ると分かるのだが、毛先まで栄養分が行き届いて無くて毛先がスパッと切れたような感じになっているのが何よりの証拠だと言われた。しばらくはサプリメントを餌に混ぜてあげることで様子をみることになった。

幼鳥の頃のぴよ。

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投稿者 shirou-miz : 23:17 | コメント (0) | トラックバック

2008年10月13日

ぴよの回復に願いを込めて・・・

退院してからのぴよの状態は特に良くもならなければ悪くもならないといったところ。ネットで色々と調べても精巣腫瘍を克服したという記事も見当たらない。千羽鶴はペースこそ入院中に比べて落ちたものの、ほぼ毎日女房と折り続けている。ぴよはお腹を重そうにして籠の中を移動しているが食欲は以前と変わらず旺盛である。ぴよを見ていると本当にこの子との別れが近い内に来てしまうのだろうかと思うようになり、やりきれない気持ちになる。例え籠越しに接する小動物であっても家族の一員だ。なんとかして救ってやりたい気持ちで一杯であるが、私たちに出来ることは病院に連れて行って家では薬をあげて部屋を温度調整して話しかけてあげることくらいしか出来ない。かといって病院をころころ変えるのは好きではない。

ある日、ネットでセキセイインコの事を調べていたらセキセイインコのグッズを扱っているショップのページが目に止まった。飼っている人が多い割には犬みたいにキャラクターグッズなるものはあまり出ていなかったのですごく新鮮に思った。商品ページを見てみるとなんとぴよと同じオパーリンブルーのセキセイインコが羽を広げているデザインがされているトートバッグがあるではないか。このデザインを見るとなんだか病気と必死に闘っているぴよに希望を与えてくれるようなものに感じてきた。病気に苦しめられているぴよが開放的になって大空に羽ばたいているような・・・

迷わずこの商品を注文した。トートバッグは私は使わないので女房にプレゼントすることにした。ぴよにはこのバッグのデザインのように開放的な気持ちになって欲しい気持ちで一杯である。

購入元 いんこまにあっく

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投稿者 shirou-miz : 23:38 | コメント (2) | トラックバック

2008年10月12日

精巣腫瘍という病気

レントゲンの検査の結果、精巣腫瘍と診断された。厳密に言うと精巣か隣の腎臓かはエコーをあててみないと分からないそうだがどちらにせよ治療法は変わらないという。レントゲン写真を見ると背中付近に腫瘍らしきものが写っていて他の臓器が圧迫されているのがよく分かる。腫瘍が大きくなると次第に呼吸が苦しくなり、便の出が悪くなり、終いには止まり木に停まっていられなくなるらしい。

ネットで精巣腫瘍についていろいろと調べてみるとほとんどのケースが腫瘍と診断されてから1ヶ月〜1年くらいで旅立っているようである。ぴよは助からないのであろうか。でもそう思ってしまったらそこで終わってしまう。少なくともぴよは食欲もあるし羽繕いだってする。餌が欲しければ大きな声で鳴くけれど以前に比べれば元気がないのは否めない。痛いのを我慢して大丈夫なように振る舞っているのであろう。けど、ぴよからはしっかりと生きようとする様が伝わってくるのである。だからこそ高い治療費を払ってでも、先は長くないかもしれないけど今私たちに出来る最善を尽くすことしか選択肢はないのである。犬を飼っている人から「もうある程度まで病院連れて行って駄目だったら治療費がきついんだから打ち切っちゃえば?」という意見もあったが、ぴよを家族の一員と思っている以上は私の考え方は間違っていないと思う。犬を飼っている人から見ると小鳥さんは軽んじられてしまうのか??生活を共にする同じ動物なのにとても悲しい意見である。

精巣腫瘍という病気は特に4〜5才を過ぎた雄のセキセイインコにかかりやすく、その要因は発情のしすぎが一つとして挙げられるそうだ。飼い主が可愛がれば可愛がるほど発情しやすくなる。そして精巣腫瘍の前兆としてまず蝋膜(鼻の部分)の色が通常の青色(ハルクィーン種を除く)から茶色っぽく変色する。そして糞をいきんでするようになり、やたらと水分を欲するようになる。そして腫瘍が大きくなってくると臓器が圧迫されて背中が盛り上がるようになる。他にはホルモンバランスの変化から雌の交尾のような体勢になるそうだがぴよにはこの状態がない。いやもしかしたら今後そうなるのかもしれない。どうしても悪い方に考えてしまう。ぴよの蝋膜の変化は実は半年くらい前から見受けられた。当時、心配になって先生に聞いてみたが「ホルモンバランスが崩れていて身体の中で何かが起こっているのでしょうね。」と答えただけで終わってしまった。今思うと非常に悔やまれることである。

薬を飲んだ後、にがそうにしているぴよ。9/28撮影。

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投稿者 shirou-miz : 20:42 | コメント (9) | トラックバック

2008年10月11日

住み慣れた我が家へ。

9月20日に病院に行くとぴよは今日退院だと言われた。退院しても大丈夫なくらい良くなったのではなくどうやら後がつかえているらしい。4日ぶりにぴよに対面した。ぴよはインキュベーターという保温器の中で餌入れに停まって餌をむしゃむしゃと食べていた。ぴよは私たちが来たのを気付かずに餌を食べていた。表情はやはり慣れない場所のせいなのかどことなく元気がなかった。下腹部の膨らみもやはり目立っていた。でもとりあえずここまでは無事に居てくれたのだからよしとしなければならない。

入院中にぴよの面倒を見てくれた助手の人の話によるとぴよはレントゲンを撮った辺りから相当具合が悪くなったらしい。一時はうずくまってしまって危ない状態があったという。でもブドウ糖を飲ませたら元気を回復したらしい。家に居る時はそんなことは全くなかったのに環境の変化とは恐ろしいものだ。レントゲンのエックス線も相当負担がかかったのであろう。とにかく今まで住み慣れたおうちに帰れるのでぴよもきっと元気になってくれるであろう。帰り際に会計を済ませようと請求書をみると金額が諭吉5枚分は書いてあった。多少の覚悟はしていたがぴよの尊い命はそんな金額では比較にならない。

おうちに着いてぴよをいつもの籠に戻すと一目散にブランコに停まった。やはり住み慣れたおうちが一番いいのだろう。表情にも生気が戻ったような気がする。4日間の入院とは言えぴよにとってみれば約24日間相当になる。本当に久しぶりだったのだろう。今まで一羽でお留守番をしていた雌のぴっぴがはしゃぐことはしゃぐこと。普段の鳴き声のトーンより遙かに高かったような気がする。ひとまずぴよは今後、組織製剤を一日2回飲ませることにより治療することになった。退院しても喜びは束の間。闘いはこれからである。

生気が戻ったぴよ。9/30撮影。

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投稿者 shirou-miz : 21:50 | コメント (0) | トラックバック

2008年10月10日

千羽鶴。

「ぴよが急遽入院することになったの・・・」女房は鼻をすすりながらこう言った。どうやら下腹部の張りが予想以上に大きくなって病院としてはこのままではあやうしと診たようだ。とりあえず今度の9/20の土曜日までにレントゲンを撮って精密検査をするという。

家に帰ってみるとやはりぴよは居なかった。雌のぴっぴはいつも横に置いてある籠の中にぴよが居るのが当たり前だったので、動揺して落ち着きなく鳴いている。私は今までにセキセイインコを飼って3度、お星様になるのに立ち会っているが、何も居ない空虚と化した籠を見るのはつらいものだ。もしかしたらぴよがこの籠には2度と帰って来れないかもしれないと思うと気が気ではなかった。検査入院とはいえ果たして無事に帰ってこれるのだろうか?あの小さな身体でレントゲンの放射線に耐えられるのだろうか?

翌日、女房が小さな折り紙を買ってきた。束になっていて1000枚はあるだろうか。ぴよがおうちに無事に帰ってこれるように千羽鶴を折ろうと言う。私は子供の頃から折り紙は得意技であったのでさっそく女房と一緒に鶴を折り始めた。一羽、二羽、三羽・・・と折っていくうちにたくさん鶴を折れば折るほどぴよが無事に帰ってこれるような気がしてきた。病院に連れて行く以外は保温くらいしか出来ない私にはきっと良いストレス解消だったのであろう。気がついてみると30羽くらい折っていた。

ぴよ不在の籠に飾った折り紙の鶴。

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投稿者 shirou-miz : 21:48 | コメント (0) | トラックバック

2008年10月09日

膨れる下腹部。

病院に連れて行った当初は触ってみないと分からなかった下腹部が目に見えて膨らんでいるのが分かるようになった。でも幸いにも食欲はいつも通りあるし、室温を31度に固定して保温しているおかげで元気はある。下腹部を見なければごく普通の元気な鳥なのである。でも人間でいえば「ガン」、果たして治るのであろうか?

先生の話だと手術は出来ないらしい。また手術で腫瘍を切り取ったとしても今後は保証出来ないそうである。抗ガン剤も副作用が強すぎるのでリスクが大きいということで、腫瘍の進行をくい止める薬で治療するしか方法はないみたいだ。小さくなることはあっても完治は難しいらしい。ぴよは不治の病にかかってしまったのである。こんな拳くらいの大きさのかよわい小動物にメスを入れるなど恐ろしい話である。

鳥はよく病気を隠すと言われていて、元々集団で暮らしている中で一羽だけ具合が悪いところを見せると外敵から狙われる可能性があるために自ずと元気に振る舞う本能がある。きっとぴよは痛いのだけれど我慢しているのかと思うと可愛そうで仕方がなかった。

3日後の9月17日、私は仕事のために女房がぴよを病院に連れて行った。私はぴよのことが気になって仕方がなかった。仕事が終わって帰る途中で女房から涙が混じったような声で電話があった。(つづく)

9/23撮影。蝋膜(ろうまく)が青→茶色に変色している。

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投稿者 shirou-miz : 21:49 | コメント (0) | トラックバック

2008年10月08日

異変が起こる。

我が家の愛鳥ぴよ(雄)は今月で5歳半を過ぎたブルーのセキセイインコである。先月の10日頃から眠そうにしていることが多く、今までと比べて元気がないことからいつも行く鳥専門病院へ。先生がお腹を触ってみると、「下腹部に何か出来ていますね、腫瘍かもしれません。」思わず私は女房と顔を見合わせてしまいました。これは人間で言えばガン宣告に値します。今までこれと言って大きな病気をしたことがなかったぴよがこんなことになるなんてとても信じられません。とりあえず薬をあげてみて様子を見て3日後にまた診察に来ることになりました。2008年9月14日のことでした。

異変が起こる前のぴよ。8/26撮影。

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投稿者 shirou-miz : 23:56 | コメント (2) | トラックバック