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2008年10月20日

生きる力

病院に連れて行く前は正直、ぴよは先生の言うとおり近い内に生き途絶えてしまうのではないかと思うくらい、元気がなかった。腫瘍が大きくなって内蔵を強く圧迫してしまって苦しいのか、それとも糞が思うように出ないのか。

先生はぴよを見て、糞の出が悪かったら最悪お腹をマッサージして糞を出すように言った。糞が小粒なものしか出なくなってしまったら命は持って1日半位だという。この時分かったのが腫瘍という病気は病気そのもので死んでしまうのではなく腫瘍そのものが引き起こす二次災害で死んでしまうケースがほとんどだということだった。これは私の見解だが、腫瘍の圧迫によって呼吸が出来なくなったり糞が出なくなったり餌が食べれなくなったりするのが死を招く原因なのだと思う。

先生がぴよを掴んでぴよの汚れたお尻を私たちに見せた。腫瘍の圧迫によって排出肛が上を向いてしまっている。今まで真下に落ちていた糞が一旦横に飛び出すのでお尻に付着しやすくなっている。ふとその時私は気付いた。「ぴよの腫瘍は思っているほど極端に大きくなっているのではない。ここ最近の体重増しはお尻に付着して固まった糞のせいもあるのではないか。」と。そう思った時だった。今まで薬から逃げ回る時以外は殆ど鳴かなかったぴよが突然「ピヨッピヨッ!!」と力強く鳴いた。理由は分からないが寿命がこの先短いと言った先生に「冗談じゃない、オレはまだ死んでたまるか!!」という風に私には聞こえて仕方がなかった。

家に帰るとぴよは今まで元気がなかったのが嘘のように元気を取り戻した。動きが良く表情もなにか吹っ切れたようなすっきりとした以前のぴよの表情だった。さっき病院でケースの中で大きな糞が出たからか?家に帰ってきてからまた大きな糞が出たからか?それとも生き途絶える前の最後の力を振り絞って嘘の元気を見せたのか??いや違う。ぴよにきっと生きようとする力が再びみなぎってきたのだ。理由はわからない。でもぴよはその生命力の強さできっと先生の言っていることを覆してくれるに違いない。

再び元気を取り戻したぴよ。10/17撮影。

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投稿者 shirou-miz : 2008年10月20日 23:20

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コメント

ぴよちゃん、shirou-mizさん、こんばんは!
ぴよちゃんの体調が上向き加減のようで、私もうれしいです!
ぴよちゃんの力強い眼を見ていると、こっちもピシッと背筋が伸びてきますね。

今日うちの子も病院に行って来ました。
やはり症状が進んでいて、利尿剤が追加になりました。
ぴよちゃんを見習って、うちの子にもお薬しっかり飲んでもらいます。

ぴよちゃん、頑張れ!!

投稿者 たまぴょん : 2008年10月21日 00:35

うちも先日行った病院で同じようなことを言われました。
餌を食べたくても腫瘍が器官を圧迫して食べられなくなったり、喉に詰めたり、ステロイド剤や抗生剤を使うことで、カビや菌にやられたりする可能性がある・・・ってことでした。

でもでも、漢方とか奇跡とか生命力とか、まだ現実に生きてる子が目の前にいる以上信じてやりたいと思いますね^^

辛いところですけど、明るく、なるべく話しかけてあげるといいって聞きましたから、いっぱい喋りかけてあげてくださいね^^

投稿者 蚊取り犬 : 2008年10月21日 02:07

たまぴょんさん、こんばんは。私もぴよが元気になってひとまずほっとしております。
たまぴょんさんのインコちゃんはまだ症状は初期なんですよね。どうかこれ以上、
進行しませんように!!うちのぴよもようやく薬に慣れて?きたみたいです。
いろいろと大変だとは思いますがお互いに可愛いインコちゃんのために出来る限り
頑張りましょう。

蚊取り犬さん、こんばんは。HPを拝見させて頂きました。文鳥さん、とても可愛い
ですね。ステロイド剤は強力すぎて副作用が心配だと先生から聞きました。
私もぴよに関してはもう神頼みという次元です。私たちとぴよの生きて欲しいという
気持ちだけで頑張って生きている状態といっても過言ではありません。
今後も今の元気さをいつまでキープ出来るかわかりませんがいかなる時でも
あきらめない気持ちでいようと思っております。お互いに気持ちだけは負けない
ように頑張りましょう。

投稿者 shirou-miz : 2008年10月21日 21:33

こんばんは。

ぴよちゃんの目に力が戻ってよかったです。

そうですね・・・
一番最初のカキコで書いた、友人のインコさんは友人の献身的な看護で長らく生きたのだと思っています。
やっぱり腫瘍で腹部が圧迫されて、お通じが悪くなったりしてました。
人間でも詰まれば、食欲が落ちますし、インコさんでも、そのあたりのケアが重要になるのでしょう・・・

ぴよちゃんのお薬が効いて、お通じがよくなることを祈ります。
ケア、たいへんだと思います。
ぴよちゃん、shirou-mizさん、応援しています!

投稿者 ちた : 2008年10月21日 22:40

ちたさん、こんばんは。ぴよは病気にかかる前から元々鋭い目つきをしていたので
具合が悪いと目を見ればすぐに分かります。まだ油断は出来ませんがなんとかしばらくは
持ちこたえてくれそうです。こんな小さな小動物でもこれだけの生命力を持っていることに
感動しきりです。「オレ様」君の蝋膜、良い感じで青色になって来ていますね。
きっと強い生命力で病気を乗り越えてくれることを祈っています。

投稿者 shirou-miz : 2008年10月21日 23:41

ぴょちゃんの、文章を読んで、うちにいる、セキセインコのじゅんと、症状が、似ていて いるなと思いました

じゅんは、小鳥の専門病院で、検査したところ、精巣腫瘍 1センチくらいの大きさのものが、他の内臓を圧迫して
やはり、ウンチは、ゆるく時々お尻について、とってやっています。肺も、悪く ピチピチと呼吸音 がして、飛んだりするとゼイゼイしています。
腫瘍摘出は、リスクがありおすすめできませんと、言われました。

病院から貰ったお薬 抗生物質、内出血を予防するお薬
肺の傷みを緩和させるものが、入っているものと、ビタミン剤を飲み水に入れて飲ませています。
体調が、悪いと
様子に気がつき病院に連れて行ったとき、先生から、腫瘍が出来ています。内臓が圧迫されていて、とお話しを聞いたときは思わず泣いてしまいました。

体調の変化を見落として、じゅんをこのような病気にさせたのだと。

腫瘍摘出は、顧客疾患のある子は、リスクが高く

やめました。

じゅんは、カゴの中で、出して出してとアピールするので、絶対安静といわれているけど、1日一回大好きな鏡の前に、連れて出してあげると、元気なようにおしゃべりしたり、途中疲れて 羽根膨らませゼイゼイしたり。。。

ぴいちゃんと、一緒で、この子も生きたい 痛みや苦しみがあっても生きたいという強い気持ちがあるのだなと、わたしは
それを強くかんじます。

奇跡がおこって、腫瘍がちいさくなり この子と少しでも長く一緒にいたいです。

先生のお話しだけでなく、ぴょちゃんのお話しを聞いて
もしかしたら。。。

少し希望が、わきました。どうもありがとうございます。

長文になりすいません。


投稿者 岡本志野 : 2017年04月30日 22:14

岡本さん、返信遅くなり申し訳ありません。じゅんちゃんも腫瘍と闘っているんですね。この当時のぴよの時も手術はリスクが高いのでやらない方が良いという病院の判断でした。でもじゅんちゃんに生きたいという強い意志があるのならきっと頑張れると思いますよ。腫瘍と診断されてその後かなり長く生きたケースも珍しくないですからね。頑張れ、じゅんちゃん!!我が家の亡くなったインコ達の分まで頑張って生きてね!!

投稿者 shirou-miz : 2017年05月07日 23:37

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