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2008年10月09日

膨れる下腹部。

病院に連れて行った当初は触ってみないと分からなかった下腹部が目に見えて膨らんでいるのが分かるようになった。でも幸いにも食欲はいつも通りあるし、室温を31度に固定して保温しているおかげで元気はある。下腹部を見なければごく普通の元気な鳥なのである。でも人間でいえば「ガン」、果たして治るのであろうか?

先生の話だと手術は出来ないらしい。また手術で腫瘍を切り取ったとしても今後は保証出来ないそうである。抗ガン剤も副作用が強すぎるのでリスクが大きいということで、腫瘍の進行をくい止める薬で治療するしか方法はないみたいだ。小さくなることはあっても完治は難しいらしい。ぴよは不治の病にかかってしまったのである。こんな拳くらいの大きさのかよわい小動物にメスを入れるなど恐ろしい話である。

鳥はよく病気を隠すと言われていて、元々集団で暮らしている中で一羽だけ具合が悪いところを見せると外敵から狙われる可能性があるために自ずと元気に振る舞う本能がある。きっとぴよは痛いのだけれど我慢しているのかと思うと可愛そうで仕方がなかった。

3日後の9月17日、私は仕事のために女房がぴよを病院に連れて行った。私はぴよのことが気になって仕方がなかった。仕事が終わって帰る途中で女房から涙が混じったような声で電話があった。(つづく)

9/23撮影。蝋膜(ろうまく)が青→茶色に変色している。

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投稿者 shirou-miz : 2008年10月09日 21:49

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