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2008年11月23日

ぴっぴの暗い過去。

昨日も述べたが、ぴっぴは3年以上前に卵詰まりを起こしている。ぴっぴとぴよが2才の時にこの子達の雛がどうしても欲しくなって巣引きをさせようとして巣箱を設置した。後に、この私のつまらないエゴのせいでぴっぴにたいへん可愛そうな思いをさせてしまう。

2羽はすぐに繁殖行動を開始してぴっぴは巣箱に籠もるようになった。ぴよはせっせせっせとぴっぴに餌を運んで良きお父さんぶりを発揮していた。そしてこの時は覚えている限りでは5個は卵を産んでいたと思う。この時は4個が有精卵で雛がみるみるうちに孵っていった。巣箱からは日増しに雛の産声が増していった。私たちは新たな生命の誕生に舞い上がってしまい、雛が4羽孵った時に備えて名前を考えていた。また2羽は女房の実家に里子に出すことまで考えていた。こうして順調に雛が育ってきたと思いきや、ぴっぴはある日突然、育雛を放棄して巣箱に入らなくなってしまう。おそるおそる巣箱を開けてみるとなんと羽毛が生えはじめたちっちゃな雛が全て冷たくなったいた・・・

その半年後、ぴっぴは卵を立て続けに産み始めた。交尾をしている様子もなかったので無精卵だということはおおよそ分かっていた。日に日に卵の数が増えていった。卵の数はなんと11個になった。その段階でぴっぴは突然、くしゃみをたくさんするようになった。保温をしっかりして夜を過ごさせたが翌朝にはぴっぴが止まり枝から床に降りて辛そうにうずくまっていた。それは今まで元気で私たちを全く心配させなかったぴっぴの信じられない姿だった。糞は点状のものが僅かにあっただけで餌もほとんど食べた形跡がない。それはぴっぴにとって生命の赤信号を意味していた。(続く)

巣引きの時のぴっぴ。(2004年12月22日撮影)

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投稿者 shirou-miz : 2008年11月23日 22:53

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コメント

shirou-mizさん、こんにちは。
天真爛漫に見えるぴっぴちゃんに、このような過去があっただなんて…
でもshirou-mizさんの可愛い二羽の雛が見たい!!という気持ち、すごくわかります。実は何を隠そう、私も以前飼っていたチーとピーの雛がどうしても見たくて、巣箱を入れたからです…これは、私も、のちにスゴく後悔することになったんです。我が家の場合は、チーは卵を4個産み2羽雛がかえりました。チーはちゃんと子育てはしてくれたのですが、産んでからはあんなにいつも一緒にいたピーをまるで雛の敵のように思いはじめたのか、ある日、カゴの隅でピーが血だらけになって、片目は開けることができないケガをおい、羽はむしられて、それはヒドイ状態で隅にいました…あとから知ったのですが、赤ちゃんを産んだらオス、メス別々にしなければいけなかったんですね…私はピーは父親だからと思っていたため、そんなことを全く知らなくて、結局、私の無知のせいでピーはボロボロに傷つけられてしまったのです。
私は大好きな2羽の子供が見たい…と思ったことをこの時、とても悔やんでしまいました。巣引きをさせるなら、ちゃんとした知識が必要だったんだと…

投稿者 まいか : 2008年11月24日 16:13

まいかさん、こんばんは。
ピーちゃん、可愛そうでしたね。鳥の世界はまた人間とは別物として考えなければ
ならないのですね。
野鳥の世界も雛が巣立ってしまえば親子で縄張りを争うようになりますからね。
巣引きは本当に難しいですね。私もそれなりに勉強して巣引きをさせた
つもりだったのですが、結果的に可愛そうなことをしてしまって・・・
これ以来、私はすっかり巣引きに関しては消極的です。

投稿者 shirou-miz : 2008年11月24日 23:24

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