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2011年06月13日

赤い鳥の季節

毎年、この時期になると炎の鳥「アカショウビン」の撮影に気合いが入る。と同時に毎年、営巣が上手くいって雛が無事に孵ってくれるかなと心配してしまう。この鳥さんの人気は尋常ではなく鳥屋(野鳥カメラマン)は血眼になってブログ等から情報を得て千里の道も厭わず夜通し車を飛ばして遠いフィールドへと駆けつける。しかし人がたくさん集まるということはマナー破りが必ずといっていいほど出てくる。立ち入り禁止区域に堂々と入っていったり注意した自然監視員に逆ギレしたりとそれはもう大人の世界とは程遠い。いわゆる撮れればモラルもクソもないという「やらせオヤジ」が存在する限りカメラマンの集合体にマナーを求めるのは難しくなって来ている。みんなそれだけこの魅力的な被写体を撮ることに熱くなっているわけだ。私を含めてね。だったら人が集まらないようにすればいいのかというとそれは限りなく不可能に近い。撮れれば人に見せたい心理があるし、「どこで撮ったの?」と聞かれれば「秘密だけどあなただけには特別に教えるよ。」といった具合だ。そしてその情報を得た人はまた他の親しい人に「他には内緒だよ。」といって情報は広まっていく。さらにはブログといった情報の巣窟が世に氾濫しているものだから人との交流がなくてもご丁寧にフィールド名まで晒されてしまう。鳥屋じゃない一般の散歩の人はお散歩ブログに「○○の場所にアカショウビン狙いのカメラマンが大砲の様なレンズを構えてたくさんいました。私も初めてみました。」と日記を綴ってしまう。検索すると真っ先に便利な情報となって浮かび上がってしまうことはいうまでもない。私はひねくれ者だからブログのアクセスカウンターの大半は情報収集のためのアクセスだと思っている。今年は状況があまりにも悪いのでたまたまアカショウビンを早めに公開したらこの不人気ブログにしては想像を超えるアクセス数が来た。なんとも分かりやすいことか。
情報収集のみのために本ブログを見ている人はこの裏ブログはスルーされるだろうから言いたい放題書くけど私はそういった「情報収集ROM専様」にまっとうな情報を提供するつもりは一切無い。目指すところは全く参考にならないブログ、まあ、私と同じフィールドに行っている人だったら多少は参考になるかもしれないけどね。だってこれは私の撮影記録用の日記だもの。情報提供スペースではありませんよ。。。
今年も全国各地で飛来してきたアカショウビンたちがマナーの悪いやつらに邪魔されずに無事に営巣を終えて旅立っていくことを切に願う。もちろん、赤い鳥に限らず他も鳥さんたちもね。

投稿者 shirou-miz : 23:19 | コメント (0) | トラックバック